二代明ルカです。
今回は1997年にタカラ(現タカラトミー)から発売された「デストロン偽装兵 シャドーパンサー」の紹介です。
まずはビーストモードから。
黒ヒョウです。
「サイバトロン密林巡視員 チータス」のリカラーアイテムで、アニメには登場しない国内展開オリジナルキャラクターです。
頭部アップ。
瞳の塗装は無く、どこか不気味な出立ちです。
赤い目がいいアクセントになっています。
ビーストモードでの可動はあまりありませんが、背面などにマッシブな造形があり、大型肉食獣特有の力強さを感じます。
元となったチータスは開発段階ではチーターではなくクーガーとしてデザインされており、もしかするとこのシャドーパンサーが本来開発者が想定していた仕様に近いのかもしれませんね。
ロボットモードに変身!
肩書きの通り、サイバトロン戦士に偽装して奇襲攻撃を仕掛けるのが得意な兵士。
初期のビーストウォーズには哺乳類と鳥類・魚類はサイバトロン、虫などの節足動物と恐竜を含む爬虫類はデストロンというルールがあるのですが(デストロンからサイバトロンに鞍替えしたダイノボットは除く)、今回のシャドーパンサーはその設定をうまく応用したキャラですね。
ロボット頭部アップ。
元がビーストウォーズ最初期に出た玩具という事もあり、通常のロボットヘッドから獣の頭蓋骨のようなミュータントヘッドに変わるギミックがあります。(ロボットヘッドの角がミュータントヘッドでは牙のようになるのが秀逸!)
後年発売されたキングダム版のシャドーパンサーはミュータントヘッドの顔でリメイクされていましたね。
個人的にはロボットヘッドの状態がサイバトロンに偽装した姿で、本来の顔はミュータントヘッドの状態と勝手に解釈しています。
武器が2種類付属しており、右手に持たせているのがビーストモード腹部のウォーターガン、左手に持たせているのが尻尾が変形したパンサー・ショットとなります。
ウォーターガンはスポイトのような構造になっているので実際に水を吸って発射する事が可能です。(試したことはないですが…)
可動については目立ったクセもなく動かしやすいです。
ただポーズをつけたまま立たせようとすると倒れやすいのとミュータントヘッドにすると後頭部が干渉して頭が左右に動かせないのが今の目で見ると少し寂しいかも。
ということで今回はシャドーパンサーの紹介でした。
アニメには登場しないキャラではありますが、「サイバトロン戦士に偽装するデストロン兵士」という独自の設定やカラーリングも相まって個人的にかなり気に入っています。
マッシブな体型のロボットモードも後年のリメイクアイテムにはない元祖ならではの魅力ですね。
ではまた…