二代明ルカです。
今回は2012年にタカラトミーから発売された「オートボット突撃戦士 グリムマスター プライムモード」の紹介です。
まずはグリムマスター本体のビーストモードから。
ぱっと見はスティラコサウルスのように見えますが頭部と鼻先に角があるのでトリケラトプスのように見えますね。おそらく角竜類の特徴を満遍なく取り入れたのだと思います。
フリル部分にスティラコサウルスの骨格にあるような窪みがあるのが特徴的。
グリムマスター ロボットモード。
ビーストモードで目立っていたフリルが肩のアーマーになってるのがいいですね。
前脚と尻尾がみっちり詰まった背面も印象的。
バストアップ。
恐竜メカに変形する事もあってかちょっと武闘派っぽい感じです。
このユナイテッドEXシリーズはこれまでのTFシリーズに登場したキャラクターが新たな姿となって登場しているのが一番の特徴なのですが、今回紹介しているグリムマスターも正体は1989年に展開されていた「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV」に登場するデストロンの恐竜戦隊突撃兵 カクリュウではないかと言われています。
アニメでのカクリュウはコメディリリーフ的な印象が強く、最終回でも1人だけちゃっかり地球の遊園地で働いていたりしていましたが、当時テレビマガジンで掲載されていたまがみばん先生の漫画では特訓を積み重ねて1人でスターセイバーに立ち向かったりと努力家としての一面が強く反映されていました。(この時にスターセイバーと握手を交わしたシーンが今回のグリムマスターのパッケージ裏にある活躍イメージイラストでも引用されています。)
グリムマスターにも地球に馴染んだ元ディセプティコン(デストロン)、ダイノボットアイランドでドローン達と特訓をしていたという設定があり、カクリュウの要素が色濃く反映されている事がよく分かります。
可動に関しては腕の方はアーマーが干渉して少し制限があるのですが、全体的によく動く印象です。
続いて付属のドローンの紹介。
セイバーリュウドローン。
ディメトロドンのようなスピノサウルスのような…パッケージには「恐竜型」と漠然とした事が書いてありました。
合体時には右腕に変形。
イルミナⅢドローン
パラサウロロフス型のドローンで、人が乗れるという設定。
「トランスフォーマーV」ではイルミナⅡという名前の変形メカが登場していたので、おそらくそれの後継機かと思われます。
合体時には左腕に変形。
シーザーリュウドローン。
パキケファロサウルス型のドローン。
合体時には右脚に変形。
クロスリュウドローン。
アンキロサウルス型のドローンです。
合体時には左脚に変形。
グリムマスターとドローン達。
ドローンにはシリーズ1作目「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」に登場し、ダイノボットを生み出した科学者のホイルジャックが作ったという設定がありますが、ホイルジャックは「トランスフォーマーV」でもビクトリー計画の関係者として登場していました。(その時は声や性格が変わってましたけど…)
そして本アイテムの目玉ギミックである合体ギミック。
各ドローンにあるジョイントに本体の青い凸ジョイントを押し込む事によりドローンが自動的に腕や足に変形します。
このアイテム、元々は海外で実写版トランスフォーマーの玩具として発売されており、配色や設定もグリムマスターとは異なっています。
そして全てのドローンが合体してプライムモードに。
イルミナⅢドローンの脚部がロボットアームのようになる大胆な変形が面白いですね。
グリムマスターのビーストモード時のフリル部分が巨大なドクロのように胸の真ん中に存在しているのもかっこいいです。
バストアップ。
ちょっとわかりづらいですが目は水色で塗装されています。
可動については脚部は普通に動くのですが変形ギミックの都合上肘が曲がったりとかはしません。
ですが腕の付け根は自由に動くのでダイナミックなポーズを取らせる事ができます。
というわけでグリムマスターの紹介でした。
発売された当時はこのような和製TFにスポットを当てたアイテムが少なかったので、色々と感慨深いものがありましたね。
ユナイテッドEXシリーズにはグリムマスターのような日本のキャラ以外にもアメコミやヨーロッパでの展開で登場したキャラが姿と名前を変えて登場していたのが特別感があって好きでした。
そろそろクラウドファンディングのビクトリーセイバーが届くと思うので、その時はまた一緒に並べてみたいと思います。
ではまた…